捜索願を出す正しいタイミング - 行方不明者を発見する方法

家族や友人が行方不明になってしまった時、多くの人は「警察に捜索願を出そう」と考えるでしょう。
しかし、「もう少し待てば帰ってくるかも」と、捜索願を出すのをためらってしまうことも少なくありません。
捜索願はどの段階で出すのが適切なのでしょうか?

 

ここでは、捜索願を出す効果や届出のタイミングについて解説します。

警察が行方不明者を発見できる確率は高く、結果が出るのも早い

「捜索願を出そう」と言いつつ、その有効性に疑問を持っている人もいるかもしれませんね。

 

捜索願を出しても発見率が大して変わらないのなら、大事になるのを避けるためにも届け出るのを遅らせた方がいいかもしれません。
そこで、警察の資料から捜索願の効果を調べてみましょう。

結果の内訳

  • 警察が発見…3万6,428(43.4%)
  • 死亡確認…3,771(4.5%)
  • 帰宅等確認…3万5,892(42.8%)
  • その他…7,774(9.3%)
  • 総数…8万3,865(100%)

結果が出るまでの日数

  • 受理当日…3万4,603(41.7%)
  • 2日〜7日…2万7,177(32.4%)
  • 8日〜14日…3,213(3.8%)
  • 15日以上…1万8,872(22.5%)
  • 総数…8万3,865(100%)

■参考:平成28年における行方不明者の状況

見ての通り、約40%の割合で警察は行方不明者を発見しています。
捜索願を出す意味は十分にあるといえるでしょう。
また、受理から7日以内に結果が出た割合は70%を超えています。
警察は、一度動けばかなり早い段階で行方不明者の所在を確認できることがわかりますね。

特異行方不明者でなければ、捜索願が受理されないこともある

警察の資料を見る限り、捜索願は早い段階で出した方がいいことは明らかです。
しかし、話はそう簡単にはいきません。警察は、捜索願を必ず受理してくれるわけではないからです。

 

警察は原則として、事件性がある場合にしか動きません。
より厳密にいうと、「特異行方不明者」に該当する場合にのみ積極的な捜索を行ってくれるのです。

 

特異行方不明者に当てはまるのは、主に次のような人たちです。

特異行方不明者に当てはまる人

  • 犯罪に巻き込まれているおそれがある人
  • 事故にあっている可能性がある人
  • 遺書を残しているか、失踪前に自殺をほのめかしていた人
  • 病人、高齢者、身体・精神障害者、未成年者、危険物所持者など

つまり、本人の生命の危険があるか、他人に危害を加える可能性のある行方不明者が特異行方不明者であるといえます。
これらのケースなら捜索願は高確率で受理され、警察も全力で捜索にあたってくれるでしょう。
そのため、所在がわかるのも早いのです。

 

一方で、特異行方不明者以外の行方不明者は、捜索願自体が受理されない可能性があります。
仮に受理されたとしても、本格的な捜索はまず行われません。
偶然発見された時に、家族へ連絡が行く程度です。

事件性がなさそうでも、警察への相談は行った方がよい

それでは、ケース別に捜索願を出すべきタイミングを考えてみましょう。

特異行方不明者に該当する場合

一刻も早く捜索願を出してください。
生命の危機にさらされているのであれば、1分1秒が生死を分ける可能性もあります。
争った形跡がある、遺書を残している、未成年である場合などはすぐに警察へ連絡しましょう。

特異行方不明者に該当しない場合

ケンカの末に家族が家を飛び出した場合や、「探さないでください」と置き手紙を残して失踪した場合などは、特異行方不明者には当たりません。
昔の友人や恋人を探したいケースなども同様です。

 

これらのケースでも、基本的には警察へ相談してみることをおすすめします。
受理してもらえるならそれに越したことはありませんし、駄目でも何らかのアドバイスがもらえる可能性があります。
事件性があるかどうかを判断するのは警察ですから、自分で決めつけないようにしましょう。

 

ただし、警察が捜索を行ってくれる可能性が低い以上、受理されたとしても別の対策を講じなければなりません。
おすすめは、探偵に人探し調査を依頼することです。
探偵なら、特異行方不明者でなくとも捜索を行ってくれます。
まずは近くの探偵事務所へ相談してみましょう。

まとめ - 死亡して発見されることも少なくない。まずは警察へ

結局のところ、どのようなケースでもすぐに捜索願を出すのが懸命だといえます。
届出を迷っているうちに死体となって発見された、というのは最悪の結果です。
警察の統計でも、100人中5人は死亡した状態で発見されています。
迅速に行方不明者を保護するためにも、失踪がわかった段階で警察へ相談するようにしてください。

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